クレイジーケンバンドが新しいアルバム「GALAXY」を9月下旬に出した。R&Bから歌謡曲まで消化する「胃袋」は、邦楽やレゲエまで貪欲(どんよく)にのみ込んだ。いっそうわいざつな雰囲気を醸すさまを、ボーカルの横山剣は「本能のおもむくまま。赤ちゃんがえりしている」と語る。
97年にバンドを結成し、ほぼ毎年アルバムを出し続ける。新作でも24曲を収録し、計70分を超えた。
「だいぶ削ったんですけどね。テーマは『絶倫』。創作意欲にきりがないという意味でもあるんです」
地元横浜のレゲエグループ「FIRE BALL」との共演をはじめ、三味線を使ったかと思えば、エキゾチックな仕上げにもしてみせる。バラエティーに富み、冗漫さはない。「意図せずやっているうちに脳内に音が鳴ってくる」
横山は46歳。「20代は格好つけていたけれど、この年齢になるとやけくそ。リミッターを外し、考えるのをやめた。そういう意味で赤ちゃんがえりです」
昨年はテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」のテーマ曲を歌い、さらに広くアピールした。「小学生のころ頭で鳴っていた音を追い続け、そのイメージに最近近づいてきた」と言う。02年までは音楽活動の傍ら、港で貨物の検査員をしていた。それが外資系の会社で、日本から撤退することになり、開き直って音楽に専念して勢いが増した。
「仕事を続けていたら、音楽へのハングリーさが無くて、バンドは趣味で終わったかもしれない。窮地に立たされると、やるもんです。火事場の馬鹿力ですよ」
11月まで全国ツアー中。
2006年10月03日 asahi.comより
カッコイイよねぇ!!あんな大人、憧れます。