福田会長以下、副会長に馳浩衆議院議員、傘下団体を監視するコミッション委員会のコミッショナーには元警視総監の井上幸彦氏、興行を受け持つ株式会社「ワールドビクトリーロード」の社長に木下工務店社長の木下直哉氏…。そうそうたる肩書が並んだ設立会見には、大きな意気込みがにじみ出ていた。
福田会長は「世界に総合の協会がなかった。日本で総合格闘技の試合を公明正大に行い、将来的には世界に伸ばしたい」とあいさつ。UFC、HERO’Sなどそれぞれのルールを持った総合格闘技団体が乱立する状態を一本化するという、大きな目標をぶち上げた。
福田会長の構想は、総合格闘技界を統括団体である協会のもとに一本化し、ルールの統一、選手の育成、競技の普及を目指すというもの。将来的には国際オリンピック委員会(IOC)にも加盟して、五輪競技にしようという壮大な計画だ。
一方で「レスリングにはプロアマの境がない。いろいろな団体と提携し大会を協力開催できればいいと思う」とボクシングやプロレス、既存の総合格闘技団体との連携も視野に入れている。そのために、プロ選手が出場する興行の運営母体となる株式会社を設立。木下社長は「真剣に練習している選手のために戦う機会をつくりたかった」と抱負を口にした。
世界の格闘家が同じ団体のもとに集結する一方で、アマチュアとして五輪を目指しながらプロとして金を稼ぐこともできる。実現すれば、総合格闘技界に変革をもたらす画期的な試みだが、問題は山積している。大会開催予定はなく、選手との契約は「交渉中」、既存団体との提携も「多方面と協力し、友好関係を結びたい」と手つかずの状態。旗揚げ興行までの道はまだ険しそうだ。
◆募集 日本総合格闘技協会は第1回大会の名称を募集中。応募方法は氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、年齢、性別、電話番号、メールアドレス、大会名称(1通につき1点)を明記し「〒160−0023、東京都新宿区西新宿7の21の1 6階、株式会社ワールドビクトリーロード 大会名称募集係」に郵送。また、インターネットでも応募可。締め切りは31日。
スポーツニッポン 2007年10月16日